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電子書籍で絵本「天使になった猫チョキ」を制作中です。

天使になった猫チョキ
この絵本、制作途中ですが公開しています。
この1冊は本番ではなく下絵で、ストーリーはラフなものを掲載しています。
下絵も現状では半分以上がまだ線画の状態でとても絵本としては成立していませんが、あえて公開することにしました。
そしてダウンロード無料です。これは下絵として描き終えても無料のまま置いておくつもりです。
絵のクオリティーとしては上のもの程度になります。
ただし、絵の真ん中にあるスケッチブックの針金のグルグルは気持ちが悪いので、最終的にこれの無いものを描き直してアップすることにしました。

この下絵版を元にレイアウトや文章の流れを調整したりアイデアを盛り込んで、絵そのものももっと(自分なりに)アーティスティックなものにして完全版を有料(200〜300円)で販売する予定です。

実にまわりくどくてすみません。

これにはいろいろな経緯があって、一番良い方法としてこうなりました。

そもそもこの絵本の企画は、22才で亡くなった我が家の猫チョキの写真&エッセイが出版されて、その読者を含めてインターネット上で猫好きな人達とのコミュニケーションが密になり交流が出来た時に、たまたま飼い猫を亡くしペットロス症候群の症状と見られる精神状態に陥った方が、この本を読んで癒されてという内容をブログに書かれている場面に出会いました。
でも作者として名前の載った私たちは、この写真&エッセイでは足りないと感じたのです。
なぜなら私たちは絵描きで、ストーリーテラーを生き方としているからです。

ペットロスを癒せるお話を作り、出来るだけ多くの人達に伝えて飼っていたペットを死なせてしまったことへの後悔で思い悩んで、2度と生き物を飼うことはしないと思われている人に勇気を与えたいというのが、この絵本を企画した動機になりました。

まずメモ書きから初め、ある程度のシナリオラフに挿し絵をつけたものを作り、それを元に今回スケッチブックにページ構成と絵のレイアウトを下絵として描いていますが、ここまでに3〜4ヶ月かかっています。
それは日々の仕事の合間にやっているからなのですが、総ページ数40数ページの作画に仕事をしないで専念しても3ヶ月、仕事をしながらでは1年はかかりそうだということが判明し、少なからず不安が広がりました。
ここまで来て完成しなかったという結果は絶対に避けたいところです。
ペットロスに苦しむ人を癒すという目的だって遂げられないのではお話しになりません。
そこで作家(なんて自分で呼んでみて)としては辛いところではありますが、未完成である下絵段階のものをそのまま公開して無料ダウンロード可能にしました。
クオリティーは低いですが、ペットロスにはきっと効きます。
私たちも昔白血病のため3才で愛猫を失った時に、A4の用紙1枚の「虹の橋」という詩を手に入れて救われた経験があります。

そしてもう一つのきっかけとなったのが、3月11日の東日本大震災後の原発警戒区域のペットたちの惨状を知ったことです。原発から20km圏内の被災者の方はそのショックの直後に政府からの命令で圏外に避難し、またすぐに移動移動で他県の避難所に行ったそうです。
そんな中で被災地のペットを救おうとボランティアの方が20km圏内に入りペットたちの保護と餌やりを続けましたが、壮絶な光景がそこにはあったそうです。
最初に移動命令に従った時には数日で帰れると考えた飼い主は、何の手も施せないまま放置せざるを得ず、室内飼いの猫たちは1ヶ月食べるものも無く、結果共食いをしていたそうです。私たちはショックで気力も失いかけましたが、この飼い主を救うことは出来ないのか?を考えたとき、作家としてのプライドなんて言ってないでさっさと世に出して、まず一般的なペットロスを癒してその後もっと悲惨な立場の人達に何か出来ないか考えるべきだと思ったのです。

下絵だから無料です。

1年後かもしれませんが自分なりに納得のいく作品としての絵本が出来たら、それは有料でお金をいただき、その中からペット関連のボランティア団体に寄付したいと思います。
ちょっと社会人としては甘い考えかもしれませんが、「天使になった猫チョキ」に関しては善意90%で望みたいのです。
もちろん私たち無名な絵描きには「存在を知ってもらう」というメリットもありますので、それが10%と考えています。
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